フィギュアスケートの見せ場の1つにジャンプがあります。

ジャンプと言っても、素人にはなかなか判別がつきません。

しかし、ジャンプについて少し学ぶだけで、ある程度は判別できるようになります。

判別できるようになると、フィギュアスケートの楽しみ方が変わります。

ここでは、フィギュアスケートのジャンプの種類と見分け方・得点についてご紹介します。

フィギュアスケートのジャンプの種類

フィギュアスケートのジャンプには6種類あります。

その6種類とは、トウループ・サルコウ・ループ・フリップ・ルッツ・アクセルです。

フィギュアスケート中継で、解説者が言っているのをよく耳にすると思います。

これらは、ジャンプの種類を指す用語です。

ジャンプの方法が異なるので、当然難易度も変わってきます。

この順で難易度が上がっていきます。

つまり、点数が高くなります。

トウループ → サルコウ → ループ → フリップ → ルッツ → アクセル

もっとも難易度が高いのは、アクセルです。

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フィギュアスケートのジャンプの見分け方

フィギュアスケートのジャンプの見分け方についてご紹介します。

ジャンプの見分け方を知るには、それぞれのジャンプがどのようなものであるかを理解していなければなりません。

そうしなければ、判別することは難しいです。

フィギュアスケートのジャンプの種類と見分け方・得点


それぞれのジャンプについてみていく前に、ジャンプ方法を判別する上で重要なことがあります。

1つは、前向きに踏み切るのか、後ろ向きに踏み切るのかです。

前向きに踏み切るジャンプ

  • アクセル


後ろ向きに踏み切るジャンプ

  • トウループ
  • サルコウ
  • ループ
  • フリップ
  • ルッツ


もう1つは、トウ(つま先)で踏み切るのか、エッジで踏み切るのかです。

トウで踏み切るジャンプ

  • トウループ
  • フリップ
  • ルッツ


エッジで踏み切るジャンプ

  • サルコウ
  • ループ
  • アクセル

この2つを知っているだけで、ジャンプの種類をある程度絞ることができます。

ただ、スピードが思った以上に速いので、慣れないうちはわかりづらいかもしれません。

だんだんわかるようになってくるので、諦めずによく観察するようにしてください。


では、それぞれのジャンプをみていきます。

トウループ

6種類の中で、もっとも難易度が低いジャンプです。

コンビネーションジャンプ(連続ジャンプ)の2つ目以降に行われることが多いです。

トウループは、トウで踏み切る後ろ向きのジャンプです。

右足で滑ってきて左足のトウで踏み切ります。

回転後は右足で着氷します。

サルコウ

サルコウは、比較的跳びやすいジャンプの1つです。

トウループと難易度はそれほど変わりません。

サルコウは、エッジで踏み切る後ろ向きのジャンプです。

左足で後ろ向きに滑ってきて、左足内側のエッジで踏み切ります。

踏み切る時に、両足が八の字になるのが特徴です。

ループ

トウループやサルコウよりも、難易度が少し高い設定となっているジャンプです。

コンビネーションジャンプの2つ目でよく見かけます。

ループは、エッジで踏み切る後ろ向きのジャンプです。

右足で後ろ向きに滑ってきて、右足外側のエッジで踏み切ります。

踏み切る時に、椅子に腰掛けるような姿勢になるのが特徴です。

フリップ

フリップの難易度は、中レベルとなっています。

フリップは、トウで踏み切る後ろ向きのジャンプです。

左足で後ろ向きに滑ってきて、右足のトウで踏み切ります。

滑走している時の左足のエッジは内向きになっています。

ルッツ

ルッツは、アクセルに次ぐ難易度の高いジャンプです。

滑走と反対の方向に跳んで回転するため、フリップよりも難易度が高くなっています。

ルッツは、トウで踏み切る後ろ向きのジャンプです。

左足で後ろ向きに滑ってきて、右足のトウで踏み切ります。

これは、フリップと同じです。

異なるのは、滑走している時の左足のエッジの向きです。

ルッツは、外向きになっています。

アクセル

アクセルは、もっとも難易度が高いジャンプです。

前向きで踏み切るので、恐怖を感じるというスケーターが多いと言われています。

唯一前向きで踏み切るジャンプなのでわかりやすいです。

アクセルは、エッジで踏み切るジャンプです。

後ろ向きで着氷するので、他のジャンプよりも半回転多く回っています。

そのため、アクセルはよく○回転半ジャンプと言われます。

左足で前向きに滑ってきて、左足外側のエッジで踏み切ります。


ここまでジャンプの種類と特徴をご紹介してきました。

言葉ではなかなか伝わりにくいと思います。

こちらには、それぞれのジャンプについてわかりやすく解説されている動画があります。

ジャンプの見分け方動画!

フィギュアスケートのジャンプ

フィギュアスケートのジャンプの基礎点が高いのは?

 
フィギュアスケートのジャンプの基礎点についてご紹介します。

上で少し触れましたが、ジャンプはそれぞれ難易度が異なります。

当然難易度が高ければ高いほど、高得点が期待できます。

それに加えて、何回転するかでも大きく得点が変わります。

回転数が多いほど高得点となります。


それぞれのジャンプには基礎点が決まっています。

基礎点は次のとおりです。

ジャンプ名 基礎点
1回転トウループ 0.4
1回転サルコウ 0.4
1回転ループ 0.5
1回転フリップ 0.5
1回転ルッツ 0.6
1回転アクセル 1.1
2回転トウループ 1.3
2回転サルコウ 1.3
2回転ループ 1.8
2回転フリップ 1.9
2回転ルッツ 2.1
2回転アクセル 3.3
3回転トウループ 4.3
3回転サルコウ 4.4
3回転ループ 5.1
3回転フリップ 5.3
3回転ルッツ 6.0
3回転アクセル 8.5
4回転トウループ 10.3
4回転サルコウ 10.5
4回転ループ 12.0
4回転フリップ 12.3
4回転ルッツ 13.6
4回転アクセル 15.0

赤字は、現時点で跳ばれている種類別のもっとも難易度の高いジャンプです。

緑字は、シニアで赤字以外によく跳ばれるジャンプです。

4回転アクセルの成功者は、現時点では聞いたことがありません。

フィギュアスケートのジャンプの得点は?

 
フィギュアスケートのジャンプの得点についてご紹介します。

ジャンプの得点は、そのまま基礎点が採用されるわけではありません。

どういうことかと言うと、ジャンプの出来映えによって加減されます。

同じジャンプでも、完璧なものと形が崩れながら何とかできたものが同じ得点ではおかしいですよね。


そこで、フィギュアスケートにはGOE(出来栄え点)が導入されています。

これは、出来映えを11段階で審査して、得点を加減していこうというものです。

出来映えがよければ、加点が多くなります。

出来映えが悪ければ、1つ難易度を落としたジャンプを完璧にやりきった方がよいこともあります。


GEOは、スピンやステップシークェンスなどでも導入されています。

それぞれで、審査する項目が異なります。

ジャンプに関しては、次のような項目が審査されます。

  • ジャンプの高さや距離はどうか?
  • 踏切と着氷がうまくいったか?
  • 踏切から着氷までの姿勢はどうか?
  • 無駄な力が入らずジャンプできたか?
  • ジャンプまでの入り方はどうか?
  • ジャンプの要素が音楽に合っているか?

高い評価を得るためには、これらの項目を意識して完成度の高いジャンプを跳ぶ必要があります。


コンビネーションジャンプの得点はどうように計算されるのでしょうか?

2つ目に行ったジャンプに関しては、何か加点がありそうな気がします。

しかし、コンビネーションジャンプだからと言って、特別な加点はありません。

単純に2つのジャンプの得点が合計されるだけです。

それなら、連続で跳ぶジャンプの数を増やして得点を稼ぐことができるのでは考えてしまいます。

実は、連続で跳べるジャンプの数は3つまでと決まっています。

ジャンプの減点にはどのようなものがある?

GOE以外で、ジャンプに関して減点されることがあります。

1つが転倒です。

転倒すると、1点減点されます。

フィギュアスケートで1点は非常に大きいです。


もう1つは、回転不足による減点です。

少しでも回転不足なら、問答無用で減点されそうですが、そうではありません。

実は、1/4までの回転不足は減点の対象となりません。

減点されるのは、1/4を超える場合です。


1/4~1/2までの回転不足の場合と、1/2を超える回転不足の場合では扱いが異なります。

1/4~1/2までの回転不足の場合

跳んだジャンプの基礎点の70%の得点となります。

端数は四捨五入されます。


1/2を超える回転不足の場合

1ランク低い回転のジャンプとみなされます。

4回転サルコウなら、3回転サルコウとみなされ、当然3回転サルコウの基礎点となります。


ここまでジャンプに関していろいろと解説してきました。

これだけのことでも知っていれば、フィギュアスケートを何倍も楽しむことができます。

実際にフィギュアスケートを観ながら確認してみてはいかがでしょうか?

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