花粉症の予防対策にはいくつかあります。
どの方法も100%花粉症になることを防げるものではありません。
しかし、予防対策を講じることで花粉症になりにくくしたり、軽症で済む場合があります。
しないよりは、した方がよいのは間違いありません。
1番の予防対策は、花粉になるべく接しないことです。
言うのは簡単ですが、現実的には難しいです。
どこにも行けなくなってしまいます。
では、実際にできる予防対策にはどのようなものがあるのでしょうか?
いくつか例を挙げてみたいと思います。
常時行える花粉症の予防対策
もっとも重要なのが花粉情報に注意することです。いつどれだけの花粉が飛んでいるのかを知らなければ、予防のしようがありません。
こまめに情報をチェックし、予防対策を講じてください。
花粉情報をもとに、予防のために花粉症の内服薬を飲むとよいです。
薬の効果が出るまで、2週間ほどかかります。
したがって、花粉症の飛散予定日の2週間前から飲むのがよいでしょう。
普通は2月に入ってからの服用でも、十分に症状を抑えられます。
花粉の飛散量が多い時はできるだけ外出を控えるのがよいです。
少しでも花粉に触れる機会を減らせば、花粉症になりにくいし、症状も軽くて済みます。
仕事や学校などで家から出ないわけには行きませんが・・・

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外出時に行える花粉症の予防対策
外出時に行うと効果が期待できるものには次のものがあります。メガネやマスクを着用する
マスクやメガネを付けると、吸い込む花粉の量を半分以下に減らすことができると言われています。マスクは花粉症用のものを使うと、さらに効果アップが見込まれます。
コンタクトレンズの使用には注意が必要です。
コンタクトレンズを装着していると、コンタクトレンズと眼球の間に花粉が入り込んでしまいます。
花粉が飛散する時期はメガネの方が良いです。
メガネやマスクを着用しても、完全に花粉の進入を防げるわけではありません。

帽子を装着する
花粉が頭に付着するのを防ぎます。どこであろうと、体に花粉が付着するのを防ぐことが大切です。
家の中に花粉を持ち込む原因になってしまいます。

ウールの服を着ない
ウール系の服は花粉が付着しやすいです。花粉が付着すると、最悪の場合自宅に持ち込んでしまうおそれがありますのでできれば着ない方がよいでしょう。
綿やポリエステルなどの化学繊維系の服は花粉が付着しにくいのでおすすめです。
帰宅時に行える花粉症の予防対策
帰宅時に行うと効果が期待できるものには次のものがあります。予防対策という点では非常に重要です。
毎日欠かさず励行しましょう!
手洗いや洗顔、うがいを行う
基本中の基本ですが、できていない人が結構います。手洗いや洗顔、うがいを行うことで、手や顔、のどなどに付着した花粉を流し落とすことができます。
洗顔までしないという方もおられると思います。
目に付着した花粉を落としておかないと、目のかゆみにつながるおそれがあります。
もっとも効果が期待できる予防ですので必ず行ってください。
寒い時期は、風邪の予防にもなりますので一石二鳥です。

上着や髪を外ではたいてから家へ入る
自宅内に花粉を持ち込まないことは、予防対策として非常に重要です。いくら外出時の予防対策を完璧に行っていても、自宅内に花粉が飛散していたのでは意味がありません。
軽くはたくだけでも全然違います。
自宅にいる時に行える花粉症の予防対策
自宅にいる時に行うと効果が期待できるものには次のものがあります。花粉の飛散量が多いときは窓や戸を閉めておく
花粉を家の中になるべく入れないようにすることが、最も重要な予防です。花粉の飛散量のチェックは毎日行ってください。

花粉の飛散量が多い時は外に洗濯物や布団を干さない
花粉がたくさん飛散している時、外に洗濯物や布団を干してしまうと、洗濯物や布団に花粉が付着してしまい、自宅内に花粉を持ち込んでしまいます。まったく干さないわけにはいきませんので、花粉の飛散が多い日だけは外に干さないようにするなど考えてみるとよいです。
花粉の飛散量のチェックを行っていないと実践できない予防対策です。
洗濯物は乾燥機を利用するとよいかもしれませんね。
また、洗濯物や布団を干した時は、念のためによくはたいて花粉を落としてから自宅内に持ち込みましょう。

できるだけ部屋を掃除する
持ち込まれた花粉があるかもしれないので、できるだけ部屋の掃除をし、花粉を部屋から除去してください。いきなり掃除機をかけると逆効果です。
花粉を撒き散らしてしまうおそれがあります。
フローリングなどはまず雑巾がけを行いましょう。

日常生活を規則正しいものにする
体内のバランスが崩れると、免疫の低下などにつながり、花粉症になりやすくなります。睡眠をよくとったり、お酒やタバコを控えると効果が見込めます。
鼻の粘膜を保護するという点でタバコは吸わない方がよいです。
ストレスも体調を崩し、免疫力を落とす原因になります。
適度なリフレッシュも有効です。

食生活も規則正しいものにしてください。
きっちりと1日3回決まった時間に食事をとり、脂っこいものばかり食べるのではなく、バランスのとれた食事をしてください。
できればポリフェノールを含んだ野菜を中心に食べるようにしてください。

他にも予防対策法はたくさんあります。
1つだけを行うのではなく、いろいろ組み合わせると相乗効果がアップします。
どんな予防対策も継続して行わないと意味がありません。
できるだけ毎日実践できる方法を選んでやってみるとよいかもしれませんね。