最近は、どのような魚でもルアーで釣るようになってきました。
クロダイ(チヌ)も例外ではありません。
クロダイのルアー釣りのことをチニングと言います。
ここでは、チニングの仕掛け(ルアーなど)と釣り方についてご紹介します。
チニングの時期・時間帯
チニングは、春と夏~秋がおすすめです。春の乗っ込みの時期は大型が狙えます。
もっとも数が狙えるのは夏です。
秋ごろまでよく釣れます。
寒くなると、クロダイの活性が低くなってあまり釣れなくなります。
クロダイは、夜釣りでよく釣れます。
朝夕マズメは活性が高くなるので狙い目です。
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チニングの仕掛け
チニングの仕掛けについてご紹介します。チニングには、次の3つのゲームがあります。
- トップウォーターゲーム
- ボトムゲーム
- 岸壁黒鯛(ガンクロ)ゲーム
トップウォーターゲームは、河川(河口含む)などでおすすめのゲームとなります。
堤防なら、ボトムゲームか岸壁黒鯛ゲームです。
ここでは、ボトムゲームと岸壁黒鯛ゲームについて解説します。

仕掛けは、次のとおりです。
ロッド
ボトムゲームでのロッドは、チニングロッドを使います。長さは、8フィート前後がよいです。
硬さは、MLタイプを選んでおくと、いろいろなゲームで使えます。
岸壁黒鯛ゲームのロッドは、柔らかめのシーバスロッドをおすすめします。
硬いと釣りになりません。
リール
リールは、スピニングリールを使います。ベイトリールでも使えなくはありませんが、スピニングリールの方がよいです。
サイズは、2000~2500番がおすすめです。
ライン
ラインは、PEの0.4~1号がおすすめです。感度がよいPEが使いやすいです。
リーダー
リーダーは、フロロカーボンの1.5~3号を使います。1m前後にしておきます。
岸壁黒鯛ゲームで、クロダイが浮いている時はラインとの間に目印を付けます。
ルアー
ボトムゲームと岸壁黒鯛ゲームでは、使用するルアーが異なります。ボトムゲームでは、バイブレーションやクランク、ワームがよく使われます。
どちらも、底付近を攻めるルアーです。
岸壁黒鯛ゲームでは、チモトにガン玉をセットしたチヌ針(2~3号)にワームを取り付けます。
ワームのカラーは、ブラックやブラウンがおすすめです。
チニングのポイントの選び方
チニングのポイントの選び方についてご紹介します。ボトムゲームと岸壁黒鯛ゲームにおける堤防のポイントは、次のとおりです。
基本的には、潮通しがよくて、障害物のあるところがおすすめです。
消波ブロック・敷石の周辺(切れ目など)やカケアガリ、船道なども好ポイントとなっています。
岸壁では、イガイ・フジツボが付着しているところがねらい目です。
チニングの釣り方
チニングの釣り方についてご紹介します。ボトムゲームと岸壁黒鯛ゲームの釣り方は、次のとおりです。
ボトムゲーム
まず、仕掛けをキャストします。
仕掛けを底まで沈めます。
着底後、誘い始めます。
基本的には、ただ巻きでよいです。
クランクの場合、ただ巻きをして着底すれば、少し浮かせるようにします。
これを繰り返します。
バイブレーションやワームの場合、底へ沈めてただ巻きします。
しばらく巻いた後、また底まで沈めます。
これを繰り返します。
ワームなら、底をズル引きしてもOKです。
アタリがなければ、巻く速さなどに変化をつけるとよいです。
ルアーの種類やカラーなどを変えるのも効果的です。
岸壁黒鯛ゲーム
まず、仕掛けを波止の際から20cm離して沈めます。
クロダイに自分の姿を見せないようにします。
沈める時は、スロー(一定の速さ)で落とし込んでいきます。
速すぎるのはよくありません。
アタリがなければ、表層から底まで幅広く探ります。
それでも釣れなければ、どんどん場所を移動していきます。
アタリがあれば、しっかり合わせて巻き始めます。
焦らず、ゆっくり寄せてくればよいです。