卓球の人気と共にテレビでの放送が増えてきました。
ダブルスの試合を見ていると、いろいろな人がサーブを打ったり、レシーブをしたりしています。
順番は決まっているのだろうか、もし決まっているのならどのような順番で打っているのだろうか、気になることが多いです。
ここでは、サーブの順番など卓球のダブルスのルールについてご紹介します。
卓球のダブルスの基本ルール
卓球のダブルスの基本ルールについてご紹介します。ダブルスは、2対2の4人でプレーします。
ダブルスでは、交互にボールを打っていかないといけません。
自分が打って返ってきたボールを打つのは、必ず自分とペアになっている選手です。
同じ選手が連続で2回打つことはできません。
もし打ってしまったら、その時点で失点してしまいます。
そのため、ボールを打った選手は次に打つ選手の邪魔にならないようにしなければなりません。
チェンジコートについては、シングルスと同じです。
つまり、ゲームごとにコートを替えます。
ただし、最終ゲームでどちらかが5点に達した時もコートを替えることになっています。
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卓球のダブルスのサーブのルール
卓球のダブルスのサーブのルールについてご紹介します。ダブルスのルールでもっともわかりにくいのがサーブに関してです。
試合を観ていてもよくわかりません。

サーブについて解説していきます。
まず、サーブは2本打ったら相手と交代します。
レットはカウントしません。
どちらかに合計で2点入ったらと覚えておけばよいです。
ただし、10対10になった場合と促進ルールが適用された場合は1本で交代となります。
次は、サーブの打ち方についてです。
シングルスは、相手のコートのどこに打っても構いません。
特に決まりはありません。
しかし、ダブルスは必ず対角線に打たなくてはありません。
必ずサーバー側の右の選手がサーブを打ち、レシーバー側の右の選手がレシーブをします。
サーブ時には、サーバー側もレシーバー側も左の選手がプレーに関与することはありません。
ダブルスでは、次のようにサーブを打ちます。
サーブは、サーバー側の右のコートでバウンドさせてから、レシーバー側の右のコートでバウンドさせるように打たなくてはなりません。
上とは異なるコートでバウンドさせた場合は失点となります。
直接レシーバー側のコートに入れてしまった場合も同様です。
サーブを打つ順番についてです。
もちろん、サーブを打つ順番についてもルールがあります。
まず、こちらの図をご覧ください。

ABがサーバーでXYがレシーバーで始まるゲームについての例です。
はじめに、AとBでどちらが先にサーブを打つのか、XとYでどちらが先にレシーブするのかを決めます。
今回は、AとXが先に行うとします。
つまり、Aがサーブを打ってXがレシーブします。(図の1番左)
次は、相手とサーブを交代します。
上で説明しましたが、基本的には2本サーブを打ってからの交代となります。
今度はXがサーブを打って、Bがレシーブします。(図の左から2番目)
これ以降は、同じように交互でサーブとレシーブが交代となります。
Bがサーブを打って、Yがレシーブします。(図の左から3番目)
Yがサーブを打って、Aがレシーブします。(図の1番右)
この後は、再び図の1番左に戻ります。
あとは、このゲームが終了するまで、これの繰り返しとなります。
図を見る限りは、複雑そうにみえますが、実は意外と単純です。
もっとも重要なのは、レシーブをした選手が次にサーブを打つことです。
レシーブをするのは、先ほどサーブを打っていない選手となります。
これさえ覚えておけばわからなくなることはありません。

以降のゲームについては次のとおりです。
同様に、どちらが先にサーブを打つのか、どちらが先にレシーブするのかを決めます。
この時、注意することがあります。
サーバーとレシーバーの組み合わせは、前のゲームと同じではいけません。
具体的には、Aがサーブを打った時のレシーバーはYとなります。
前のゲームでは、Xがレシーバーだったためです。
このようにしないと、サーバーとレシーバーの組み合わせがずっと同じになってしまうためです。
ただし、最終ゲームでどちらかが先に5点に達した時は次のように行います。
レシーバー側は、レシーバーを交代します。
この時、コートチェンジも行われます。
では、サーブの順番を間違ってしまったらどうなるのでしょうか?
誤りを気づいた時は、ゲームを中断して、正しい順番に戻してから試合を再開します。
ラリー中の場合、その時の得点はカウントされません。
誤りに気づくまでの得点はすべて有効となります。

ダブルスで有利な利き手は?
ダブルスには、有利な利き手のペアがあります。それは右利きと左利きのペアです。
同じ利き手では、交互に打っていくダブルスではかなり不利です。
選手同士がぶつかったり、ボールを打つのに大きく移動しなければならないためです。
しかし、これはあくまでセオリーの話です。
実際には、同じ利き手の選手でペアを組むこともあります。
利き手以上に、選手同士の相性などの方が重要ですからね。