一昔前は、“ジャニーズを使えば視聴率が取れる”と言われていました。
最近では、なかなかジャニーズブランドだけでは視聴率が取れなくなってきました。
では、もうジャニーズブランドは廃れてしまったのでしょうか?
先日放送されたSMAP・木村拓哉主演のドラマ「安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~」が大コケしましたが、それでも広告筋からの信頼が揺らぐことはないそうです。
ジャニーズのファンクラブの登録会員数は、約500万人いると言われています。
これは広告代理店からすると、たいへん魅力的だといいます。
最近ではジャニーズなら誰でも良い、という風潮まで出てきた。とりあえずスポンサーに困ったら、どこの誰よりジャニーズ関連番組なのだと証言するのは広告代理店の営業だった。ジャニーズ絡みなら、スポンサーなど探さずとも企画段階で空きが埋まるほどだという。なぜ、数字面で健闘しているとは言い難いジャニーズが重宝されるのか。
それはジャニーズのタレントが出演した番組は「保険」が利くからである。たとえば最近ではSexy Zoneの佐藤勝利が初主演した深夜ドラマ『49』(日本テレビ)は初回3.1%で途中1.7%まで落ち、最終回は2.2%という平凡な数字に終わった。しかし、ジャニーズの出演は視聴率だけでは測れない効果が期待できるのだ。ファン同士の話題やクチコミ、ソーシャルメディアにおいても、ファンの絶対数の多さによって周囲にも波及していく。数字には反映されない影響力はジャニーズの組織力によるもので、こんな「保険」に魅力を感じるスポンサー筋も確実に存在する。
(日刊ナックルズより引用)
ジャニーズには、数字には現れないものがあるようです。
確かに、ジャニタレがドラマに出演しただけでは、もう視聴率が取れなくなってきました。
しかし、ジャニーズに関しては、視聴率だけがすべてではないというのです。
ドラマの視聴率は低くても、ファンはSNSなどを通して盛り上がってくれます。
先ほども言いましたが、ジャニーズには約500万人のファンがいるのです。
ファン同士の話題やクチコミだけでも、たいへんな波及効果があるのです。
ジャニーズには、視聴率に反映されない影響力があるのです。
広告代理店からすると、視聴率よりもこちらの方が魅力がありますね。
Kis-My-Ft2の玉森裕太はもっと評価されていいだろう。ちょうど今から1年前に玉森が主演したドラマ『信長のシェフ』(テレビ朝日)は23時台で視聴率10%以上で安定推移した。こうした「意外性の男」が次々現れるのがタレント層の厚みを持つジャニーズキャスティングの魅力でもある。玉森の快挙は、昨年初めにSMAPの稲垣吾郎が主演した深夜ドラマ『心療中-in the Room-』(日本テレビ)が平均2.1%という視聴率に終わったこともでより際立つ。
数字的には大ゴケしてもスポンサーは後を絶たないし、局側からもお咎めなし......。まさに「ジャニーズブランド」の威光だが、それに甘えて低視聴率ばかり続けていたらそのステータスも急低下する。そんな矢先に現れた玉森裕太は、そんなジャニーズの危機を救っていたといえるかもしれない。
(日刊ナックルズより引用)
確かに、玉森は一気に人気アイドルにのし上がりました。
「信長のシェフ」は、時間帯の割りに高い視聴率を取っていました。
視聴率10%以上はすごいです。
ゴールデン帯でも、1ケタ台というドラマも珍しくはありませんからね。
かなりの高評価を得ていました。
ちょうど時期的に、ジャニタレ主演のドラマが苦戦していましたので、玉森はまさにジャニーズの救世主だったようです。
よくよく考えてみると、ジャニタレでは視聴率が取れないと言われていても、なおジャニタレがドラマや映画の主演に起用されています。
これは視聴率はもちろんですが、それ以外のさまざまな波及効果を狙ってのもののようです。
ジャニーズブランドそのものが廃れてしまわない限り、ジャニタレは安泰だということでしょうか?
個人的には、安泰だと思います。
しかし、低視聴率ばかりが続くようなことになれば、ジャニーズブランドそのものが崩壊してしまいます。
そうならないためにも、常に次世代のスターの育成が求められると思います。